私と犬の仲間は、日本有数の長さを誇る鉄線のつり橋の下にある、つり橋の里キャンプ場へ行きました。
【TOMO】
陽だまりの誘いに導かれ、犬仲間と奈良県十津川村へと向かった。目指すは、あの有名な谷瀬の吊り橋の下にあるキャンプ場。車窓から見える山々の緑は、春の息吹を力強く感じさせてくれる。
到着したのは、広々としたサイト。澄んだ空気、せせらぎの音、そして眼前に広がる山々。都会の喧騒を忘れさせてくれる静寂に包まれ、心が解き放たれる。
タープを張り、仲間たちは、木の下で気持ち良さそうに寝転がり、春の陽光を浴びている。
日が暮れ、薪火を熾す。満点の星空の下、焚き火を囲んで過ごす時間は至福の時間。仲間たちの温かいぬくもりを感じながら、語り合う夜。日頃味わえない静けさの中で、心身共にリフレッシュできた。
食事の準備も整い、いよいよ串カツ作り。油の香ばしい香りが辺りに広がり、食欲をそそる。外で食べる串カツは格別だ。仲間たちは、おこぼれにありつくべく、ソワソワと足元に集まってくるので車内へ。
翌朝、朝食を済ませ、いよいよ吊り橋へ。緑に覆われた渓谷の上を渡る吊り橋は、想像以上にスリル満点。足元を見下ろせば、恐怖でうずくまって進めないほど。私は吊り橋を半分まで渡った達成感と共に、この旅の終わりを噛み締めた。
十津川での一泊は、犬仲間たちとの絆を深め、心安らぐ時間を与えてくれた。自然の雄大さに触れ、その思い出は、いつまでも私の心の中に残り続けるだろう。
【犬日記】春の十津川、怖い吊り橋と大好きなTOMOとの冒険
今日は、大好きな家族みたいな仲間と十津川村へ冒険に出発！ 車に乗って、ワクワクが止まらない。窓から見えるトンネルは、まるで秘密の抜け穴みたい。
到着したのは、広～い大きな木がある広場。気持ちいい風が毛並みを撫で、太陽の光が暖かく包んでくれる。クンクン、いろんな匂いがするぞ。ワクワク！
TOMOはタープを組み立て一息すると、私たちを休ませてくれた。
日が暮れて、空にはキラキラ光る宝石がいっぱい。焚き火の温かさを感じながら、仲間みんなで語り合う。「ここはどこの惑星？」
あ！TOMOは何か美味しそうなものを準備しているみたい。クンクン、いい匂い！ これは… 串カツだって？ 揚げたてのアツアツ串カツを一緒にパクパク。最高に美味しい！・・・妄想で食べるだけ。でも代わりにおやつをもらった！
心地よい夜の風に包まれて、ウトウト…
スヤスヤ…
朝ごはんを食べて、いよいよ空中散歩へ。長い橋の上から見下ろす景色は、まるで夢みたい！ 高いところから眺める絨毯は、なんだかドキドキする。でも、仲間と一緒にいるから大丈夫！・・・ではなかった。橋はミシミシと音をたて、ゆらゆらと揺れたので、私たちは怖すぎて、まともに歩けずうずくまってしまった。そこからTOMOが抱っこ…でも吊り橋に行けたという達成感でいっぱい！
TOMOと冒険して、本当に楽しかった。また一緒に来ようね！
